漢方薬も副作用がある!
2021/12/16
漢方薬でも副作用がある!
漢方薬はどんなイメージがあるでしょうか?
・漢方薬は効果が出るまでに時間がかかる
・漢方薬は効果が穏やか
・医療用の薬に比べて副作用がない
だいたいこんなイメージでしょうか?
漢方は飲み方次第で劇的に効くこともありますし
副作用が出ることもあります。
漢方薬で有名な副作用の一つに甘草の偽アルドステロン症があります。
偽アルドステロン症とは 高血圧、むくみ、低カリウム症などです。
甘草1g中にはグリチルリチンが約40mg含まれていると言われています。
1日の上限値はグリチルリチンとして300mg(甘草として7.5g)なので
漢方薬に含まれている甘草の1日量はほとんどが3g以下なので問題になることは少ないです。
しかし、芍薬甘草湯は1日量に6g含まれており
人によりグリチルリチンの感受性も異なるので注意が必要です。
また、漢方製剤には甘草配合のものが多く、合方されるとグリチルリチンの量が増加することもあります。
同じ様に注意する必要がある生薬は麻黄です。
インフルエンザの時によく処方された麻黄湯に入っている生薬です。
風邪や鼻炎に使われるお薬の中に含まれている成分です。
こちらも気をつけないととりすぎる事になります。
気管支を広げるため咳に効果がありますが
交感神経を優位にしすぎる傾向があるため心臓に負担がかかりやすくなります。
小児のインフルエンザによく処方されていた麻黄湯ですが
最近の子供は決して体力が充実しているわけではありません。
麻黄湯はあまり子供向きとは言い難い漢方です。
病気の症状に合わせることも大切ですが
自分の今の体調にあった漢方を選ばないと副作用が起こってくるので
漢方の適応症や臓器の症状だけでなく人として全体をみて
どこに原因があるのかを見つけてくれる医療者を選びましょう。
うさぎ堂薬局では漢方薬を体調に合わせて調整いたします。
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