漢方薬は安心な薬?!
2020/12/09
漢方薬は安心な薬?!
漢方薬にはどんなイメージがあるのでしょうか?
穏やかな効き目で体に優しい
効くまでにに時間がかかる
西洋薬のように副作用が少ない
実は漢方薬も西洋薬と同じような効き目や副作用があります。
漢方薬の種類
漢方薬としてすぐに思いつくものは
顆粒状になった飲みやすいタイプのものや丸い錠剤、
自分で煎じて飲むタイプがあるでしょうか。
処方箋でもらう漢方薬はとても手軽に飲むことができます。
煎じタイプは自分自身で煮出す手間がかかりますので
専門の医院や薬局でないと手に入りにくいです。
また手間を省くために煎じた薬をパックに詰めて
温めるだけの状態で販売できるようにしたものを取り扱っている薬局もあります。
普通の薬局でも結構な種類の漢方薬が販売されていて
効能もわかりやすく表示されているので購入しやすくなりました。
身近になってきた漢方薬ですがやはり薬には違いありません。
使い方を誤れば効果がないどころか重大な副作用が出ることもあります。
国体に出場するようなスポーツ選手では
漢方薬安易に飲むことはできません。
漢方には禁止成分は入っています。
漢方の成分は西洋薬と違って
単一の成分ではありません。
どんな成分が入っているのか正確には
わからないためにドーピング検査に引っかかることもあり得ます。
漢方薬の品質は?
海外旅行で街に漢方薬が売られているのを見かけることがあるでしょう。
その漢方薬は信用しても大丈夫でしょうか?
日本の漢方薬は有効成分がどの程度含有されているのか?
有害物質が含まれていないのか?⇒自然なものには人間にとって有害成分を含むこともあります。
汚染されていないか?
これらのチェックが入り漢方薬としての基準を満たしたものだけが販売されます。
では海外で販売されているものはどうでしょうか?
品質的にはまったく信用はできません。
有害な成分を含んだままなんの処理もされないものとか、有効成分をまったく含まない類似植物であったりもします。
漢方薬の産地の環境にも大きく影響をうけます。
土壌に有害金属が多く含まれていたり大気汚染による有害物質が降りかかっていたりします。
特に中国は土壌の重金属が気になります。
野菜にも重金属が多く含まれる場合もありますので
多くの野菜が基準を満たさずに破棄されることも多いようです。
そのままの状態で市場に出回っている場合、効果より有害になる可能性の方が大きいことがわかります。
思わぬ副作用
漢方薬の原料となる生薬には使われる部位が決まっています。
根っこであったり茎の部分など有効成分が含まれている部位が使われるのですが、
有効成分が入っていない部分が混ざっていることもあります。
効果がないだけならいいのですが、これが思わぬ副作用を起こすこともあります。
命に係わるような副作用が起きることもありますので、自分の判断で漢方薬を購入するのはとても危険です。
まさか漢方薬に危険な副作用があるなどとは思わないかもしれませんが、薬に違いはありません。
ひとつ間違うととても危険なことは覚えておいて損はありません。
漢方は効き目が穏やかで効果が出るのにも時間がかかると思い込んでいる人も多いでしょう。
漢方には飲み方があります。
医療用のエキス剤は用法はほぼ1日3回毎食前となっています。
この飲み方で良いものと、他の飲み方が良いものがあります。
全て同じ飲み方ではありませんので、専門家に聞いてみることが大事です。
漢方薬は安心な薬とのイメージがありますが実はそうではありません。
勝手な判断で飲まないで、専門家に相談してください!
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